皆さんは宮津カレー焼きそばをご存知でしょうか?
終戦、間もない頃、宮津の地に移り住んだ台湾出身の中華料理人の王(ワン)さんという方が、平和軒という名の店をはじめました。その際生み出され、店で人気だったメニューがカレー焼きそばです。ラーメン、カレー、焼そば。これらは、今や国民食といっても良いような人気メニューですが、当時の人々にしてみれば、どれも目新しい異国の食文化であったといえます。そのような時代に、これら三種の料理を組み合わせたようでありながら、他に類を見ない個性的な味が、ここ宮津ので生まれたことは、この地に暮らす人々にとって誇るべきことだと思います。その時代から半世紀経って平和軒が無くなった今、その味は宮津市内のいくつかの店で引き継がれています。その一つが今回紹介する、豚珍館です。
宮津市街地の路地の中に、豚珍館があります。初見の方はかなり場所が分かりずらいので、ご注意を!
店内に入ると沢山のサイン色紙が!実はここ、数々のテレビに出演したことのある有名店なんです。特に日本テレビの人気番組「嵐にしやがれ」にも出演し、その後日には多くのファンが殺到したんだとか。実はこのお店のサイン色紙にはとある特徴が。。。実はこの色紙、訪問した“番組スタッフ”のサイン色紙なんです。これには驚きました。。。
さて、今回は特別に店主さんに厨房の中に入れて頂き、カレー焼きそばの調理をを間近で見せて頂きました。厨房中に良い匂いが。。。これは楽しみです!
そしていよいよ名物カレー焼きそばが完成!焼きそばといっても麺はラーメンに使用されているストレート麺とのことで、どんなものかと思っていましたが食べてみるとイメージが一変!ストレート麺だからこそのカレースパイスや出汁との絡みが出て、なるほどなと思わず声が出ました。カレースパイスが入っているとはいえ辛さも抑えめで、どんな方にもおすすめできるメニューです。
また店主さんのおすすめで他にないメニューを聞いた際、チャーシューの天ぷらと鰹節入り天津飯いうのがあると教えて頂き、そちらも注文!
まずはチャーシューの天ぷらですが、この自家製チャーシューが本当に美味しい!正直記事を書いている私自身、一番お気に入りになったのがこのチャーシューの天ぷらです。肉系が好きな方は是非ご注文を!ちなみにカレー焼きそばにもこのチャーシューが使われています。
また鰹節入りの天津飯もなかなかの絶品でした。中華といってもあまりガツンという感じではなく、優しい味わいでした。中に入っている鰹節から程よい出汁が出ており、紅ショウガも良いアクセントになっており、女性にもおすすめできる一品でした。
店主さんも気さくな方で、終始楽しくお話させて頂きました。名物のカレー焼きそばは勿論、他のメニューも大変おすすめできる豚珍館さん、ぜひ宮津市に訪れた際はお立ち寄りを!
<施設紹介>
施設名:豚珍館
住所:京都府宮津市新浜1951−4
電話番号:0772-25-1715
定休日:水曜日
営業時間:11:20~13:45 17:20~20:45
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記事を書いた人:大野