本文:今回紹介するのは大頂寺です。慶長11年(1606年)に建設されました。建設されて以降1度も火事が起きたことがなく寺宝も現存し当時のままの形で拝観することができます。
宮津寺町の寺院では、最も高台に位置し、天橋立や宮津湾を一望できます。
いざ、本堂に入ってみると親切に順路を示す矢印が設置してあり、とても回りやすいと感じました。
中を進むと「徳川歴代将軍家御位牌堂」があり、初代将軍徳川家康公から6代家宣公までの御位牌が祀ってあります。特に家康公の御位牌は大変珍しく、全国にも少ないみたいです。さらに奥には、本庄家御霊屋が見られ、奥間は折上格天井となっており、総漆塗りの荘厳なつくりであることから宮津市指定文化財となっております。御霊屋には桂昌院様秘佛が展示されており、桂昌院様とは、京都の八百屋の娘「お玉」として生まれ、3代将軍徳川家光公の側室となり、5代将軍徳川綱吉公の生母まで上り詰めた方です。このようなシンデレラ物語から、「玉の輿」という言葉の語源となりました。本庄家の遠祖桂昌院様が朝夕に手を合わせておられた秘佛にご縁をお結びください。
展示物には、5代将軍徳川綱吉公直筆の掛け軸や、馬上銃、藩主様の衣装、戦時中の書類などの遺物が展示されており、住職さん手書きの説明もあり、歴史好きの方だけでなく誰もがとても楽しめること間違いないです。
ぜひ大頂寺へ訪れてみてはいかがでしょうか。
<施設紹介>
施設名:宝徳山願王殿大頂寺
住所:京都府宮津市金屋谷881
電話番号:0772-22-3340
定休日:無休
営業時間:8:00~16:00
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記事を書いた人:小澤