宮津市は府中の、天橋立の根元に位置する籠神社とその奥に位置する眞名井神社訪れました。
ちなみに籠神社と書いて「このじんじゃ」と読みます。籠神社が元伊勢と言われるようになった由来ですが、籠神社の奥宮の眞名井原に豊受大神(とようけのおおかみ)がお祀りされていて、ある時に天照大神(あまてらすおおみかみ)がここに遷されました。その後天照大神が内宮へ豊受大神が下宮へと現在の伊勢神宮へと遷されました。それが由来となり、籠神社は伊勢神宮にお祀りされる前の元宮として、元伊勢と呼ばれるようになったそうです。現在の御祭神は彦火明命(ひこほあかりのみこと)となっています。
天橋立観光船の一ノ宮桟橋から徒歩わずか2分ほど進んでいくとすぐに大きな鳥居が見えてきます。三重県の伊勢神宮の前身の神社で、最高の格式を持つ神社への入り口です。
10月末に訪れましたが外国人の観光客が多くいました。
手水場もあり、立派な作りになっていました。近づくと水が勝手に出てきましたが、センサーがついているのでしょうか…?
参道を歩いていくと右側に「大和さざれ石」が立っていました。その名の通り、君が代で謡われるさざれ石です。さざれ石とは、もともと小さな石が集まって一つの岩石のなったものです。
鳥居の先にある狛犬は、重要文化財に指定されているものです。またこの狛犬には、作者の魂が入っていて天橋立の松林に現れては、参拝者をよく驚かせていたようです。そこで、岩見重太郎という人が狛犬の脚を切断したら、現れなくなり、魔よけの狛犬といわれるようになりました。<写真④>
本殿を見てみると伊勢神宮と同じ神明造りの建物となっており、とても大きくて立派な形をしていました。流石、格式の高い神社でその雰囲気は他ではなかなか味わえないものでした。
帰る前に籠神社の御朱印を拝受いたしました。本宮と奥宮眞名井神社をあわせたこちらの御朱印。両方参拝しましたのでこちらをいただきました。
※本来境内の撮影は禁止となっていますが取材の為、特別に撮影許可をいただいて撮影をしております。ご注意ください。
<施設紹介>
施設名:元伊勢籠神社
住所:京都府宮津市大垣430
ホームページ:https://www.motoise.jp/