宮津市の端に位置する由良地区、今回は由良地区を散歩してみました。海沿いのゆったりと時間が流れる落ち着いた町、由良。
では歩いて行きましょう!
早速京都丹後鉄道宮舞線丹後由良駅からスタート!ヨットの帆をイメージした駅舎が特徴的ですね~。また駅舎内にはカフェもあり、後述するゲームの聖地としても有名です。
落ち着いた町中を歩いていると、現れたのは「ハクレイ酒造天の蔵」。宮津遺産に登録されている有名な酒蔵だそうです。天保3年(西暦1832年)、現在の中西家五代目にあたる、新屋六右衛門が、田辺藩主牧野丹後守より酒造りの許可を得て、この丹後由良にて所領より納められる年貢米を使い酒造業を始めたのが起源だそうです。由良ヶ岳の恵の水を使用したこだわりの酒を飲み買いできるだけでなく、酒蔵見学も可能です。
細い道を抜け国道178号を進むと見えて来るのが由良川橋梁です。由良川の最も下流にある、丹後鉄道の橋梁です。鉄道ファンに人気の撮影スポットで、鉄橋を渡る列車を美しいロケーションで撮影することができます。また列車から見る景色も綺麗なため、丹後鉄道の観光列車がこの鉄橋で徐行し観光案内をすることもあるそうです。
鉄橋を見た後、由良浜までやってきました。ここ由良浜は美しい砂浜として有名なだけでなく、皆さんもご存知の「由良の戸を 渡る船人 梶を絶え 行方も知らぬ 恋の道かな」(曽禰好忠(そねよしただ))と百人一首にも歌われ、森鴎外の名作「山椒大夫」の舞台でもあります。
由良浜から宮津市内方面に少し進むと、岩穴稲荷神社があります。日本海のすぐ近くにあるおいなりさんです。稲荷の名に相応しく、沢山の鳥居が立ち並んでいる光景が印象的です。
岩穴稲荷神社から由良駅側に進むと飯尾醸造という醸造所があります。創業は明治26年で、お酢を造りつづけて130年の老舗です。
“食”は人が生きていく上で、一番大切なこと。 だから「おいしくて、しかも安全な最高のお酢」を造りたい、という基本方針を掲げておられます。こうした考えから、お酢の原料となる無農薬のお米作りから携わり、そのお米を使って、自社の酒蔵でお酢を造っているそうです。
そして最後に訪れたのは、由良神社です。由良地区の宮本・浜野路・港の氏神だそうです。2010年代には、軍艦が女性に擬人化された「艦隊これくしょん -艦これ-」のブームが起こり、ゲーム内には軽巡洋艦「由良」に由来する女性キャラ「由良」が登場し、由良駅と由良神社が艦これファンによる”聖地巡礼”の対象となりました。常駐する神職がいない神社であることから、境内の清掃は地域住民が持ち回りで行っていたが、2019年(令和元年)秋には艦これファン有志が清掃を手伝うようになり、艦これファンと地域住民の間に交流が生まれたそうです。
最後に由良駅に戻り由良地区散歩は終了!皆さんも是非由良地区を歩いてみてはいかがですか?
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記事を書いた人:大野